【定期点検】
@桝を開けて見る。
1戸建ての場合に限るが、建物の周囲に桝がある。
「桝(ます)」も実にたくさんの種類がある。
1)材質 昔は主流だったコンクリート製のもの、最近の主流は塩ビ製のものだ。しかし、蓋がかぶっているのがほとんどで中身までわからない人がほとんどだろう。蓋は車が乗っても良い様な鋳鉄製のマンホール蓋から、塩ビ製の蓋、格子になってる蓋など、これも多種多彩である。
2)大きさ・形 四角のものから、丸のものまで、サイズも大きかったり、小さかったり、、、最近の主流は、一般住宅でφ150の汚水桝、雨水桝はφ200だったりφ350くらいまでのサイズが多い。
3)公共桝 公共下水道が整備されているところでは、役所さんが設置してくれた公共桝(最終桝)がある。ようは、これに接続することで公共下水道の使用開始となる。注意が必要なのは、これに接続するには、申請手続きが必要だと言うことだ。地元の「排水設備指定工事店工事」を使いましょう!無資格者には工事はできませんので、該当各市町村の「排水設備指定工事店証」をお持ちか確認いたしましょう。また、老人宅や、一人暮らしを狙って、安い見積もりをしてあとから「追加」などと偽って法外な請求をしてくる業者が多いので注意が必要です。
では、この桝の蓋を開けてみましょう!
ドライバー(−)など工具が必要です。軍手など手袋を用意しておくと安全です。
「油」 まず、問題が多く出るのは、キッチンからすぐの桝です。やはり、どんなに注意をしていても「油」は流れていきます。公共下水道に接続している場合は、よほど勾配の取り方が悪い場合でなければ「つまる」おそれはないと思いますが、コンクリート桝や溜め桝になっている場合は、ほとんどで「油(=白く固まった固体)」を確認できます。これが固まることで「つまり」ます。容易に想像できます。これをいち早く発見し除去することが大問題になる前に予防できます。
「ティシュペーパー等 次に、多いのは、トイレの汚水の問題です。通常流れて行くものが突然「つまる」には必ず理由があります。@まず、異物を落としてしまった場合。これは少々小さいものなら落としてしまって手で取るのも汚いからという気持ちで思い切って流してしまう場合。。。これはほぼ「つまり」ます。我々の経験上、携帯電話・おもちゃ(幼児が遊んでいて)・歯ブラシ(掃除で)など。。。これは勇気を持って取り出しましょう!もしつまった場合は、便器を一時取り外すことになります。A意外と知らないのがトイレットペーパー以外の紙類(ティッシュ(中にはトイレに流せるものもあるが表示がある)、女性用のナプキンや下り物シート)。通常のトイレットペーパーは水に溶けていきますが、それ以外のものは基本的に溶けません。つまりそれが原因で「つまる」ケースが良くあります。。。この場合は、パコパコで試す場合が多いですが、つまっている場所にもよります。 最近、公衆便所の使い方がとても悪い様で、役所さんから頼まれるとまずこのケースです。もちろんトイレに限らず「異物」を流す事は、「つまる」原因になります。
「草木の根」 長い間、桝を開けたことなんてない!人がほとんどだと思います。これはコンクリート製の雨水桝や溜め桝の場合がほとんどですが、排水管と桝の間が長年の経過によって劣化し、セメントが割れる事によって、その隙間から、草や樹木の根が生えてきて、桝や排水管の中をふさいでしますという現象です。これも点検することで未然に「つまり」を防ぐことになります。しかし、セメントを新たにやり直しても再び同様のケースになることが明らかで、根本的な修繕にはなりません。鍛冶清水道(株)では、塩ビ製の桝に取り換えることをお勧めしております。
中には、桝の中に植木鉢が落ちていたり、蜂の巣があったり、様々です。一度、桝を点検していただく事で未然にトラブルを防ぐ事が可能です。
どうしても自分では出来ないと言われる方は、水道屋さんに頼んでみましょう!
三重県津市近郊の方は、迷わず、、、
鍛冶清水道(株)
また、相談は059-227-5237林まで
連絡ください■
【簡単な修繕】
A排水つまり「パコパコ作戦」
パコパコがある場合は、一度トライしてみて下さい。ただし、「コツ」があります。
1)水を張る(満水の必要はない)。要は真空に近い状態を作る必要があるのです。

2)押すことより、引く時に集中する。
3)ぬれても良い準備をする。自分の体と、床や壁にあらかじめ養生(タオル・ぞうきん・ビニールなど)を用意しておく。
では、ゆっくりと押さえながら、グッと引いてみましょう!運が良ければ一回目で「ギュ〜〜」と言いながら排水していきます。ダメなら何度かチャレンジしてみましょう!
それでもだめなら、水道屋さんに頼みましょう!
「異物」の除去や、設備の一時取り外しなどが必要になります。
三重県津市近郊の方は、迷わず、、、
鍛冶清水道(株)
また、相談は059-227-5237林まで
連絡ください■
B排水つまり「ホース作戦」
少し根気がいるかもわかりませんが、「油」で排水管がつまった場合には、意外と確実な方法です。
排水管に水圧をかける事で、つまっている箇所を押し出す方法です。
写真を見てみれば発想できます。

写真の要領です。
1)つまっている排水口の根元に、ホースを差し込んで、排水口との間になるべくすきまの無いように、ボロ布やタオル・ぞうきんを詰めます。。。これで準備はOKです。できればもう一人が、外の直近の桝の蓋を開けて流れ出る排水の様子を見れれば万全です。
2)必ず排水口の根元はしっかりと押さえこんで下さい。
3)では、もう一人に合図して、水栓を開きましょう!まずは、ゆっくりと。。。
4)徐々に排水管に圧力がかかっていきます。
5)「ボコッ」といい始めたら、桝のところに何らかの変化が出てくるでしょう。異物が下に流れていかない様に注意して下さい。「つまり」の程度にもよりますが、驚くべき光景が見れる場合もあります。きっとゾッとしますよ!
6)ホースを一度排水口から外してみて、普通に排水してみましょう。見極めは難しいですが、これで大方流れに支障がなければ当面は良いでしょう!
配管の口径・長さよって多少時間に差が出ますが、コツを得れば効果的な方法です。多少の汚れや濡れは出ますが、我が社でもほとんどこれで直せます。これで直せない場合は、バキュームを呼んだり、、、になります。
自信がない場合は、もちろん水道屋さんにお電話!
三重県津市近郊の方は、迷わず、、、
鍛冶清水道(株)
また、相談は059-227-5237林まで
連絡ください■■ |